批評の記録
2019年06月12日

二週にわたるプリント実習を終えて
はじめての批評の日
一人ずつ自分の作品を
教室のホワイトボードに貼り
皆で批評
いやいや
まだ作品と言えるようなものでは無い事は百も承知
クラスの方の写真を興味深く拝見しつつ
批評しつつ
いつ自分の番がやって来るか
ドキドキしながら
呼ばれた私の名前
5枚のモノクロ写真を貼る
まずは皆でじっくり眺めて席に着き
一枚一枚の批評がはじまる
まだ技術の習得の段階
決して素敵な写真を撮るワケではない
あくまで今回のテーマに合っているかが大前提

まずはトップの写真とこの二枚
ホースとチェーン
質感とシャープさがでていて
まずまずの批評
ただこの二枚は光の影響が少ない環境での撮影でした
そして先生からの質問
「上の二枚と下の三枚の違いがわかりますか?」
私には答えられなかった…
そして次の三枚

被写体の色は黒
どんな環境で撮ったとしても
質感が出にくい被写体
砕けた石よりひし形の模様に目がいってしまう
今回のテーマではこの被写体この写真は
はずした方が良かったという批評でした。

アロエの茎
質感もでていて絶好の撮影環境
だからと言って良い訳ではない
いい天気だったこの日
背景のアロエの葉が白く目立ち
被写体が目立たないという批評

根の質感より光が当たっている部分に
目がいってしまう
たとえ光の具合が素敵に写ったとしても
今回のテーマとは違う
ドキドキの反面
人に見てもらう
批評してもらうという勉強
そして私もまた人の写真を批評する勉強
本当に面白くて勉強になった
はじめての批評の日
批評は
たとえ酷評だったとしても高評でも
その写真の批判でも褒め合いでもないという事を感じつつ
だからこその勉強
美意識で撮る素敵な写真の撮り方と
質感や形状をリアルに撮る事とは違う
まずはその技術の習得
基本的な技術がなければ
表現はもちろん撮りたいものは撮れないから
まだ動くものすら撮れない段階
少しずつ勉強中
いつか
このはじめてを懐かしく恥ずかしく想える
そんな成長ができる日が来ることを
遠くに夢みつつ
![]() にほんブログ村 |
![]() |
